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ベンチャー・ビジネスを起こしているケース

行政はセーフティネット(安全網)としての役割も果たさなければなりません。優勝劣敗の厳しい生存競争は、先端技術ベンチャーの宿命で、栄光に輝く会社がある反面、失敗する会社も多く出ます。シリコンバレーでは研究員や社員の移動が容易ですから、たとえ失業しても次の職場が見つかるチャンスが多いのですが、これもベンチャー企業が近隣に集積しているからこそ可能なわけです。こうした条件がなければ敗者には不満が蓄積し、発展から取り残された階層からは犯罪に手を染める者が多発するようになります。一見、栄光の地のようにも思えるシリコンバレーでも裏面では貧富の差が拡大していますし、貧困者の暮らす地域もあります。また、ほとんどの会社には労働組合がなく、社会福祉も不足していると言われます。さらに、ハイテク企業は生産額が上がるわりに、生産部門は海外に持つなどしていますので、国内での雇用効果は少ないのです。従って、失業対策、雇用保険、職業紹介などといった面でのバックアップが行政に期待されます。世界の先端技術のリーダーであるシリコンバレーの成功モデルを、自国にも導入しようとする動きが多くの国に見られます。ベンチャー企業の成功は経済発展の起爆剤となり、ベンチャー企業の多い国ほど経済成長率が高くなる傾向があるからです。シリコンバレーで働く技術者の半数近くは、インドや中国系の海外からの元留学生であるとも言われますから、こうした技術者が自国に戻り、ベンチャー・ビジネスを起こしているケースが多くあります。

接続されるコンピュータはどんどん増加

「コンピュータ同士がつながっている」と言われていますが、もちろんインターネットでつながっているコンピュータには、コンピュータの利用者としての人間がいるわけです。すなわち、直接、自由に世界中でコミュニケーションが可能なコンピュータのネットワークであるインターネットの世界は、コンピュータを使っている地球上の人間に対して、自由に情報交換ができ、知識の交換ができ、共有ができるという環境を提供していることになります。そうすると、インターネットを、人間のコミュニケーションとしての全く新しいメディアとしてとらえることができます。また、インターネットには現在一千〇〇〇万台以上のコンピュータがつながっていて、接続されるコンピュータはどんどん増加しています。

多くの企業は、ERP、SFA、CRMなどのシステムを導入

多くの企業は、ERP、SFA、CRMなどのシステムを導入し、それぞれの部門や業務での最適化はかなり満たされるようになりました。しかし全社レベルでの最適化は、関連するシステム同士が連携し、機能やデータを共有してはじめて実現します。また、個々の企業での最適化が実現できたとしても、取引先との連携ができていなければ業務プロセス全体での最適化とはいえません。「提携」が経営テーマとして重視される今後、企業は投資を極力抑えながらばらばらなシステムを接続し、ビジネスを強化することが求められています。そこで、柔軟なシステム連携が可能なWebサービスによって、システムとシステム、企業と企業を連携させ、部分最適を全体最適に昇華させることが期待されます。さらに企業と行政、国を越えた連携により、社会的な最適化を視野に入れた全体最適を考えるべき時代が、もう来ているのではないでしょうか。


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